2019/02/05
今月7日PM8:55より放送の「おいしさのカタチ」(BSテレ東)に清澄の里粟を取り上げていただきます。 テーマは「大和野菜」!
今回の放送ではメディア初公開となる「春日早生(かすがわせ)」という野菜も紹介していただく予定ですので、ご関心のある方は是非、ご覧になってください(^^♪
◇おいしさのカタチ☞ https://www.bstvtokyo.co.jp/oishisa/…
以下、少し春日早生のご紹介です〜
春日早生は今ではほとんど栽培されていないナタネの仲間になります。 紀元前に中国から伝来したといわれるナタネは野菜として利用されると共に、江戸時代になると種からとれるナタネ油を食用油、そして灯りをともす灯油用としての利用がはじまり広がりました。
余談になりますが、風の森ブランドで知られる奈良県御所市の酒蔵「油長酒造」さんも元々はナタネによる採油を生業とされていましたが、そのことが屋号からもうかがえます。
つまり、ガス、石油、電気が本格的に普及する以前、ナタネ油は欠かすことのできないとても大切な燃料でもありましたので、それを生みだすナタネはとても大切な作物だったのです。
奈良県下でも明治10年から20年代には約7,000haの栽培面積がありましたが、現在は栽培されている畑を見ることはほとんどなくなってしまいました。
忘れ去られた作物といえるナタネの仲間ですが、その中には葉物野菜としてとても魅力的な特徴をもつ品種も存在していることがわかってきました。
昭和33年に県下で栽培されていた記録が残っている春日早生(かすがわせ)もその一つだったのです。
プロジェクト粟の五ヶ谷営農協議会では、昨年から ジーンバンク機能を備える奈良県大和野菜研究センターと連携し、センターで保存されてきた春日早生の栽培に取り組んできました。
肉厚でキャベツのような甘みは油との相性がとてもよく、大和マナや下北春まなといった他の奈良の葉物野菜とも異なる独特の風味は、和食はもちろん、イタリアン、中華、フレンチにも利用できるポテンシャルに溢れています。 友人でもある大和野菜イタリアン ナチュラの野村シェフ、ならまちセトレの井田料理長も すっかりファンになってくださいました(*^^)v
粟ならまち店、coto coto、そして清澄の里粟でも春までお料理に登場していますので、ご来店くださった方は、古くて新しい大和の野菜「春日早生」をじっくり味わってみてください !
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